水深計算ツール
海図の水深 + その時刻の潮位 = おおよその水深
海図や釣り場の案内に書かれた水深は、潮がいちばん引いたときの深さです。実際の水深は潮位のぶんだけ深くなり、干満差の大きい場所では同じ日のうちに数mも変わります。地点と日時を選ぶと、気象庁の潮位表からその時刻の潮位を出し、水深に足します。
地点を選ぶと計算します。計算はこのブラウザの中で行い、入力した値は送信しません。
選べる期間は2026年10月25日〜2027年10月24日です。地点は気象庁の潮位表がある全国239の観測点で、そのうち68地点では実測のずれによる補正もあわせて出します。
計算のしかた
水深は「海図の水深 + 潮位」で求めます。海図の水深は最低水面(その場所でほぼこれより下がらない潮位)からの深さで、気象庁の潮位表の潮位は潮位表基準面からの高さです。潮位表基準面は多くの観測点で最低水面とほぼ同じ高さにとってあるため、2つを足すとその時刻のおおよその水深になります(潮位の「cm」は何の高さ?)。
たとえば東京の10/25(日)は、干潮が22:35に25cm、満潮が16:05に198cmです。海図で水深2.0mの場所は、干潮時に約2.3m、満潮時に約4.0mになります。
東京の10月は、実測の潮位が潮見表より平均2cm低めでした(2016〜2025年)。この分を足すと、干潮時は約2.2mです。
潮位は気象庁の毎時の推算値を、地点ページのグラフと同じ方法(三次スプライン)で補間しています。選んだ時刻の水深に加えて、その日の干潮・満潮のときの水深も出します。
実測のずれで補正する
潮位表は月と太陽の引力から計算した予測で、実際の潮位は気圧・風・水温によって予測からずれます。全国の観測点の実測を10年分集計すると、ずれには季節の傾向があり、多くの地点で夏から秋は高め、冬から春は低めです(潮見表はどれくらい当たる?)。
実測のある68地点では、選んだ月の平均のずれを足した水深と、その地点で95%の時間が収まったずれの幅もあわせて出します。台風や強い低気圧が来ている日は、この幅を超えて高くなることがあります。
使うときの注意
- 潮位表基準面と海図の最低水面が数十cmずれている観測点もあります。浅い場所ほど、この差の影響が大きくなります。
- 選んだ観測点から離れた場所では、潮の時刻や高さが変わります。湾の奥や河口では特に差が出ます。
- 釣り場の案内やブログの水深は、どの潮位のときに測ったかが書かれていないことが多く、海図の水深ほど当てになりません。
- 波の高さは含みません。船の航行や安全の判断には使わないでください。航海には海上保安庁の海図と潮汐表を使ってください。
出典
- 気象庁:潮位表(推算潮位)
- 気象庁:潮汐観測資料(実測とのずれの集計に使用)