しおどき SHIODOKI

満潮・干潮の時刻はなぜ毎日変わるのか

公開日:2026-08-09 更新日:2026-10-04

同じ場所でも、満潮・干潮の時刻は前日より毎日およそ40〜50分ずつ遅くなっていきます。「今日は9時が満潮だったから明日も9時ごろ」とはならないのは、潮を起こしている月の動きに理由があります。

実際の潮見表で読む

01002003004000時6時12時18時24時06:04 / 32cm12:35 / 354cm18:32 / 141cm
2026年10月1日・広島の推算値を使った例

時刻を固定して「翌日も同じ時間」と考えず、予定日の表を確認します。この例の満潮は12:35ですが、別の日の満潮時刻は地点ページの週間表で調べます。

曲線は毎時値を10分刻みに補間。印は気象庁の満干潮公表値です。例の元データ:気象庁2026年潮位表・広島(テキスト)。最新の日付は広島の潮見表で確認できます。

月の1日は地球の1日より長い

潮は主に月の引力によって起きるため、ある地点が再び月の真下(またはその反対側)に来るタイミングが、実質的な「潮の1日」の長さになります。ところが月は地球の自転と同じ向きに公転しているため、地球が1回転(24時間)する間に月も少し先へ進んでしまい、地球がその分だけ余計に回転しないと月の真下に戻れません。この余分な回転にかかる時間が、1日あたり約50分です。

そのため潮の周期(潮汐日)は24時間ぴったりではなく、約24時間50分になります。満潮・干潮はこの周期で繰り返すため、時刻表示上は毎日40〜50分ずつ後ろにずれていくように見えるのです。

地形や気象の影響もある

上記はあくまで天文学的な基本周期の説明で、実際の時刻は地形(湾の形や水深)によっても変わり、地点ごとに満潮・干潮の時刻がずれています。さらに気圧が低いと潮位が持ち上がり(吸い上げ効果)、強い風が吹き付ける向きによっても実際の潮位は推算値からずれます。しおどきに掲載しているのはあくまで天文学的な推算値です。

日々の時刻のずれ方や、潮位そのものの読み方は潮見表の見方で解説しています。

参考資料

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