しおどき SHIODOKI

近似地点の潮位はどこまで信用できるか

公開日:2026-08-24 更新日:2026-10-04

気象庁が潮位表を公表している観測点は全国で239か所です。しかし釣りや潮干狩りで人が行く港・浜は桁違いに多く、そのほとんどには観測点がありません。しおどきがそれより多くの地点を掲載しているのは、観測点のない場所について最寄りの観測点の推算値を参照して表示しているためです。この記事では、その値がどこまで信用できるかを説明します。

公式観測点

その地点の推算値

観測点のない海岸

近隣の値は参考。海域・地形も確認

近い観測点でも満潮時刻や干満差が異なります。本サイトは現在、公式観測点のページだけを掲載しています。

近似が成り立つ条件

単純に「一番近い観測点の値を使う」だけでは、半島を挟んだ反対側の観測点と結びついてしまう事故が起こります。潮汐は地形に強く左右されるため、直線距離が近くても海のつながり方が違えば潮の動き方はまったく別物になるからです。

そこで基準になるのが、半径25km内にある複数の観測点の干満差のばらつきが25%以内に収まるかどうかです。言い換えると「どの観測点を参照しても値がほとんど変わらない場所」であること。この条件を満たさない場所は、そもそも近似できません。当サイトが近似地点として掲載しているのは、この条件を満たす場所だけです。

3段階のマーク

それでも精度は一律ではないため、各地点にマークを付けています。

地図上の点や地点一覧にこのマークが出ているので、いま見ている数値がどの種類かは常に確認できます。

近似しきれない部分

最寄りの観測点の値を自分の行き先に当てはめるとき、特に注意が必要なのは次の2点です。

安全に関わる判断には使わないでください

最寄りの観測点の値から行き先の潮を推し量るのは「その日のおおよその潮の動きを知る」用途までです。潮位そのものは気象条件によってもずれますし、そもそも推算値です。航行の可否、干潟からの引き返し時刻、防潮堤を越えるかどうかといった安全に直結する判断には、公式観測点の値と現地の状況を必ず確認してください。

データの出典と処理方法の全体像はこのサイトについてにまとめています。

参考資料

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