タイドグラフの読み方 — 曲線の形から潮の動きをつかむ
タイドグラフは、1日の潮位の変化を曲線で表したグラフです。満潮・干潮の時刻と潮位を数字で並べた潮見表に比べて、「いつ・どのくらいの速さで潮が動くか」がひと目で分かるのが利点です。
横軸と縦軸
横軸は時刻(0時〜24時)、縦軸は潮位(cm)です。曲線の山が満潮、谷が干潮にあたります。縦軸の潮位は地点ごとの基準面からの高さなので、ほかの地点のグラフと山の高さを比べても、実際の海面の高さの違いにはなりません(潮位の「cm」は何の高さ?)。同じ地点の中で、時間とともにどう変わるかを見るためのグラフです。
傾きは潮の速さ
曲線の傾きが急な部分は潮位が速く変わっている時間帯、なだらかな部分はあまり変わっていない時間帯です。多くの日は、満潮と干潮のちょうど中間あたりで傾きが最も急になり、山や谷の近くでは平らになります。山や谷のまわりの平らな部分が、いわゆる潮止まりです。
傾きの目安として、干満差200cmの日に満潮から干潮までの約6時間で潮位が下がるとすると、平均では1時間に約33cmです。しかし実際には、中間の時間帯には1時間に50cm前後、満潮・干潮の直前直後には1時間に十数cmと、時間帯によって速さが3倍ほど違います。
曲線の形が日によって違う理由
- 2つの山の高さが違う — 1日2回の満潮の高さが揃わない「日潮不等」によるものです。月の赤緯が大きい時期にはっきり現れます。
- 山が1つしかない — 日潮不等が大きく、低いほうの満潮が山として現れなくなった日です(1日に満潮が1回しかない日があるのはなぜ)。
- 全体に平べったい — 小潮・長潮のころで、干満差そのものが小さい日です。
- 上りと下りの傾きが違う — 浅い湾の奥や河口に近い地点では、潮が満ちる時間と引く時間の長さが揃わず、曲線が左右非対称になることがあります。
しおどきのタイドグラフ
しおどきの地点ページのグラフは、気象庁が公表している毎時の推算値を三次スプラインで補間し、10分刻みで描いています。満潮・干潮の点は補間値ではなく、気象庁が公表している時刻と潮位です。グラフに帯で示しているのは「潮がよく動く時間帯」で、曲線の傾きが急な区間を数値で抜き出したものにあたります。
グラフ上をタップ(パソコンではカーソルを合わせる)すると、その時刻の潮位を読み取れます。細かい数値が必要なときは「10分毎の潮位」の表で確認してください。表の読み方は潮見表の見方で説明しています。
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